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当院のインフルエンザウイルスワクチンの納入の実際について

9月開始いたしましたインフルエンザウイルスワクチンの予約は、10月8日にいったん終了させて頂きました。その後も、同ワクチンに関するお問い合わせやご相談を多数頂き、当院への期待の大きさを実感している次第です。そして、ご期待頂きながらお答えできない部分もあり、大変申し訳ございません。様々なご意見も頂いており、ブログにて報告させて頂きます。
同ワクチンは、毎年、医療機関では、「いつ?どのくらい?」納入できるか明らかではない「供給不安定なワクチン」なのです。3年前の開業時には、当院への納入数は「0」。「開業したばかりの実績のない医療機関に配分できない」ということでした。しかし、年々、当院に関係する卸会社とワクチンメーカーのご協力により、徐々にその数を増やすことが出来ており、現在もその途中であります。
そんな中、今年はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行により、同ワクチンの接種が推奨され、例年よりも早く予約が埋まっていきました。当院では、2年前は年が明けた2月まで、昨年は1月まであったワクチンが、以前よりも在庫数が増えた今年ですら11月まででなくなってしまうという異例のこととなりました。そして、卸会社の中には、これ以上の供給が難しいと返答してきたところもすでにあります。医師会の他の小児科の先生方にもご相談しましたが、すでに予約がいっぱいであったり、かかりつけ患者のために周知をとどめたいとされている医療機関が多く、患者だけでなく、医療者も苦慮している印象があります。
当院では、以前は、一つの予約枠に他のご家族も接種可能としていました。しかし、在庫数の管理や領収書の発行が必要となり、診察券を所有している方のみに接種を変更しました。また、今年は、3密予防として様々な時間帯に少人数ずつの予約枠を設けました。さらに、他の診療も同時に希望する方がいらっしゃるため、3密予防に配慮しながら同時受診も可能に致しました。2回分のワクチンの予約をしたいとのご希望もあり、そのように致しました。変更につきましては、ホームページや予約ページのお知らせ欄やブログで事前に周知を行っております。なるべく、当院に受診される方に、安全と安心をもって同ワクチンを接種して頂きたいと考えて行ってきました。
また、皆さんには、書類は記載してから来院して頂く、お釣りのないように費用を準備して頂く、患児1名に保護者1名で入室して頂く、などのご協力も頂き、有難うございます。皆で協力しながら、年々、当院の接種方法を改善していきたいと思います。
今年につきましては、十分に予約数を確保できず予約が出来なかった方もいらしたのは、大変申し訳ないと思っております。当院スタッフには、私のこうした苦悩を説明しており、もしかすると、スタッフも多くのストレスを抱えてしまっているのではないかと心配しております。患者及びそのご家族の中には、その対応にご不満を感じた方もいらしたかもしれません。それも、私の責任だと痛感しております。大変申し訳ございません。
このCOVID-19という病気の出現をきっかけに、私達がより強く、賢く、優しくなれることをことを期待して、今後も前向きに頑張っていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
(※当院では、様々なご意見を、アンケートとして頂いております。ホームページのお知らせ欄の下の方に周知させて頂いております。ご活用の程、どうぞ宜しくお願い致します。)