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ワクチンの接種間隔について ~インフルエンザと新型コロナウイルスの両方のワクチンを希望する方へ~

当院では、明日からインフルエンザウイルスワクチンの予約を始めます。
一方、新型コロナウイルスワクチンの接種も12歳以上が追加され、実際に接種される方も増えてきました。
気をつけなければならないのは、「2つ」の「接種間隔」と、各ワクチンの予約タイミングについてです。

まず、一つ目の「接種間隔」についてです。
新型コロナウイルスワクチンは、2種類あります。
ファイザー製とモデルナ製です。
ファイザー製は、1回目と2回目の間が3週間です。
モデルナ製は、1回目と2回目の間が4週間です。
つまり、接種する新型コロナウイルスワクチンによって、終了するまでの期間が「1週間」異なるのです。

次に、二つ目の「接種間隔」についてです。
新型コロナウイルスワクチンと他のワクチンとの接種間隔は、通常は2週間以上開けることになっています。

もし、一つ目の接種間隔を間違えると、二つ目の接種間隔が十分にあかなくなってしまうことになります。
そして、各医療機関のチェック機能があっても、十分に確認できない恐れもあります。
間隔を間違えてしまうことによる影響は分かっていません。
しかし、なるべく安全な期間を開けたいというのが正直なところです。

一方、我々も、せっかく準備したワクチンを無駄にしたくありません。
当日にキャンセルされたインフルエンザウイルスワクチンは、曜日や時間帯によっては廃棄となってしまいます。
キャンセル分を他に方に回せればよいのですが、そううまくはいかないのです。
また、二種類のワクチンを交互に接種すると、副反応などがどちらによるか分かりづらく、不安が増してしまうこともあるかと思います。

よって、少しでも限られたワクチンを有効利用するため、ストレスを少なく接種するために、以下のことをお勧めします。
12歳以上で両方のワクチンを接種予定の方は、まず新型コロナウイルスワクチンを2回接種し、十分な期間をあけてから、インフルエンザウイルスワクチンの予約や接種をするようにお願い致します。
そうでない方は、体調やスケジュールの良いときを考慮して、インフルエンザウイルスワクチンの接種をお願い致します。
新型コロナウイルスワクチンの接種の予約が全然とれない、もしくは、現段階では分からない、という方は、インフルエンザウイルスワクチンを先に接種しておくというのもありかも知れません。
みんなで、なるべく無理せず、落ち着いて接種を進めていきたいですね。